ごきげんよう!
シンガーソングライターの梨木ハルトです。
今回の記事ではこのブログのテーマに迫ります。

前回の記事では私の高校、大学時代の音楽人生について書きました。

進路の選択について後悔し、無気力な大学時代を送っていたとき、自分を変えてくれたある出来事が起こったということを書きました。
その話をしたいと思います。

自分を襲った衝撃

あるとき、同じギター教室に通っていた友人に、ギター教室の帰りに飲みに行かないかと誘われました。

私は無気力な自分に悩んでいたところなので、大学に行きたくなくて今でも音楽の専門学校に行っておけばよかったと後悔していることを告げました。

飲みが終わって彼の家に行くことになったのですが、狭いアパートの1室で、大学のせいにして音楽に対して真剣になっていない自分の姿勢を指摘されました。

「結局、親や大学のせいにしてギターを弾いてないんじゃないの?」という内容だったと思います。

ハンマーで脳天をカチ割られたような衝撃が走りました。

「アホか俺は!」

そのときに猛烈に反省の気持ちが湧いてきて、結局親や環境のせいにして音楽に対する真剣さが欠けていたことに初めて気が付いたのでした。

それから自分に対して言い訳することを辞めて、本気で音楽と向き合うことに決めたのです。

それからは狂ったように練習するようになりました。

大学やアルバイトに行っている時間以外のほとんどをギターを弾く時間に充てました。

自分中心のバンドの結成 

そして、大学を卒業する年に、Tumbling Shoesという自分がギターボーカルを担当する3ピース形態(ギターボーカル、ベース、ドラムの3人編成)のバンドを結成しました。

このバンドは本当に自分のやりたい音楽をやると決めて結成したバンドで、私はもちろん、このバンドでプロになることを目指していました。

しかし、これは新たな展開の始まりでした。

 悩み多きフリーター時代の序章が幕を開けたのです。

(※写真は、フリーター時代にライブをやっていたときのもの。

一番右が私です。いや若いですね(笑))

このブログのテーマに迫る

あの頃は、ギターを1日5、6時間は弾いていたと思います。
すごく幸せなときでした。
本当にこれ以上幸せなときはなかったんじゃないかと思うくらいです。
正直、1日に長い時間ギターを弾き続けるのはきつかったです。泣きながら弾いていたこともあります。

けれど、本当にこのことが成長につながっていたし、真面目に音楽をやっている、本当に叶えるべき夢に向かえているというとてつもない実感が湧いている状態でした。

私の人生はいかに音楽表現という分野に対して真摯に向き合えるかの戦いです。

私は1つ決意したことがあります。

このブログによって音楽人生を新しい展開にしようということです。

それは、あのときの熱気と、真摯に音楽に向かえている感覚を取り戻すことです。
 

これが、このブログのテーマです。

フリーター時代・前編に続きます。